名古屋場所の大一番で、土俵上の空気が一瞬にして変わった。勝利を収めた霧島が見せた表情は、喜びや安堵ではなく、鋭い視線と強い感情だった。普段は冷静沈着で、感情を表に出すことが少ない霧島だけに、その姿は多くの観客や視聴者に衝撃を与えた。注目を集めたのは、熱海富士との一番の直後だった。熱海富士は持ち前の体格と勢いを生かして序盤から圧力をかけ、霧島を土俵際まで追い込む。しかし、そこから大関の真価が発揮された。わずかな相手の隙を見逃さず、素早く懐へ入り込み、逆転の寄り切りを決めたのである。会場は大歓声に包まれたが、その直後、霧島の表情が一変した。敗れた熱海富士へ向けられた厳しい眼差し。その理由を巡り、相撲ファンの間では「土俵際で何かあったのではないか」と議論が広がった。スロー映像を確認した一部のファンからは、勝負が決まった後の接触について疑問の声も上がった。一方で、「勢いの流れの中で起きた動きではないか」「危険行為と断定するには難しい」という冷静な意見も多く、見方は分かれている。霧島が強い反応を見せた背景には、これまでの怪我との闘いや、大関として背負う責任も関係しているのではないかと指摘する声もある。しかし本人から詳しい説明はなく、真相は本人のみが知るところだ。