60歳を超えると、多くの人が「自分の血圧は高いのか、それとも年齢相応なのか」と悩み始めます。しかし、本当に見るべきなのは単純な一つの数字だけではありません。大切なのは、血圧がどのように変化しているのか、そして体にどんな影響を与えているのかを知ることです。高齢になると血管は少しずつ硬くなり、上の血圧である収縮期血圧が上がりやすくなります。一方で、下の血圧が低くなる場合もあり、この差が大きくなる「脈圧」の広がりが、心臓や血管の状態を知る重要な目安になります。一般的に、60歳から74歳では上の血圧が130未満を目標とし、140を超える状態が続く場合は注意が必要です。75歳以上では体の状態によって判断が変わりますが、150以上が続く場合は医療機関への相談が必要になります。また、下の血圧が90以上だけでなく、60未満に低下している場合も注意が必要です。