普段何気なく済ませているトイレの時間。しかし、そこに現れる小さな変化が、体からの重要なSOSである可能性があります。大腸がんは、かなり進行するまで強い痛みなどの自覚症状が出にくい病気として知られています。だからこそ、排便時の異変を見逃さないことが大切です。まず一つ目は「異常に強い臭い」です。便の臭いは当然ありますが、がんによる組織の壊死や腸内での異常発酵によって、普段とは違う腐敗臭や刺激的な臭いが続く場合があります。一時的な食事の影響ではなく、何度も同じ状態が続くなら注意が必要です。二つ目は「赤い粘液が混じった便」です。ゼリー状の赤いものが便に付着する粘血便は、大腸の粘膜が傷つき、出血や粘液が混ざって起こることがあります。まるで苺ジャムのように見える場合もあり、軽視できないサインです。そして三つ目は「立ちくらみ」です。慢性的な出血が続くことで貧血になり、排便時の力みで体に負担がかかると、トイレで急にふらつくことがあります。