世界で2番目に広い島、ニューギニアは、その広大さと地形の複雑さから外の世界から実態が掴みにくい島の一つ。熱帯の気候ながら標高の高い場所では雪が降るなど、さまざまな自然環境が一体となり、湿地帯や熱帯雨林、険しい山脈が島全体を覆っています。さらに、数百もの民族グループや800以上の言語が混在し、人々の生活や文化が場所ごとに大きく異なる独特の社会が存在しています。ニューギニアの人口調査も難しく、道路や通信インフラが未整備の地域では調査が遅れたり、データが正確に集まらないことも。特に東部のパプアニューギニアでは監修地という独特の土地の所有制度が存在し、西部のインドネシア領では独立運動が続き、取材や研究の制限も強いです。まるで自然や社会が一体となり、島そのものを外の目から隠しているかのようです。さらに驚くべきことに、現地では絶滅したとされていた動物が未だ生息しており、その存在が神聖視され守られてきたことも。知識が豊かであるように見えても、科学を含め外の世界がまだ解き明かせていない未知の多い島と言えるでしょう。ニューギニアは私たちの常識を覆し、一筋縄ではいかない魅力を持つ場所です。