ナスビ、まさかの現在――その名が知られるきっかけとなったのは、1998年の人気番組『電波少年』での懸賞生活企画だった。衣装から食事まで全てを懸賞で賄うという過酷な挑戦に臨み、一年三ヶ月の間に彼は精神的にも肉体的にも極限まで追い込まれる。体重は半分にまで減少しながらも、目標額100万円を達成。その壮絶な日々が綴られた日記はベストセラーとなり、一躍話題の人物に。その後、地元福島に戻り、ローカルタレントとして活動を開始。2002年には劇団「那須の間」を立ち上げ、喜劇俳優としての道を追求しながら舞台での表現を続けた。しかし、2011年の東日本大震災では故郷が甚大な被害を受けたことで、彼の人生は大きく転機を迎える。復興支援に尽力するかたわら、再生への祈りを込めてエベレスト登頂に挑戦。何度も失敗し、批判にさらされるも、2016年にはついに夢を達成。彼の決意は福島の人々に希望を届け、大きな話題を呼んだ。