名神高速道路の旧ルートが開通したのは、名古屋から関西への移動を支える重要な役割を果たすはずでした。しかし、そのルートはわずか十四年間で廃止されることとなりました。その理由は、関ヶ原ICから大阪方面へ向かう道に「魔のカーブ」と呼ばれる急なカーブ地点が存在していたからです。ここでは事故が多発し、危険が顕著となっていました。この旧ルートが開通した当時は、まだ高速道路に関する規定が整備されておらず、予算の制約もありトンネルが回避された結果、危険なカーブが生まれました。最終的に、事故の多発を受けてルートの見直しが行われ、新たにトンネルを掘削し、新ルートが約二年半で完成しました。現在では、安全性が向上し、円滑な交通を確保する新ルートが利用されています。