静かに夫の言葉や態度が心を蝕む、その一言で心の中に嵐が吹く。時が経ち、我慢で心が消耗されるかもしれない。しかし、その道に終わりが来ることもある。女性が老後に夫を嫌厭する理由を探り、心を軽くする道を見つけることができる。第一章では、熟年離婚のほぼ八割が妻からの申し出である現実を示し、夫の存在がストレス源である女性の状況を探求する。第二章に入り、夫婦間に無意識の力関係が生まれることの問題点を述べる。心理的な負担を誰にも言えず、女性はかつて持っていた主体性を失っていくのだ。第三章では感情労働の不平等を描き、無名の問題を明らかにする。要らなくなった承認欲求、価値観の化石化、そして感謝の欠如という五つの本音が、心の重荷に繋がる。第四章、第五章では新しい心の自由を手に入れるための仏教の知恵を紹介し、その鍵は執着を手放し、自分自身の心を変えることにあると説く。心の主人として生きることが、夫婦関係を自然に変化させる力となる。澄子さんの物語から学び、心の平穏を手に入れるための習慣を始める勇気を得よう。