熊本から東京までの1200kmを250ccのバイクで走るという挑戦は、まさに冒険そのものです。出発は早朝、まだ暗い中、熊本を後にしました。九州自動車道を北上し、福岡を通過する頃には、朝日が昇り始め、景色が一変しました。佐賀を抜け、山口県に入ると、関門橋を渡る際の風が強く、バイクが揺れるのを感じました。山陽自動車道に入ると、広島、岡山と次々に県境を越え、休憩を挟みながら進みます。日が暮れる頃には、兵庫県に到達し、神戸の夜景が目に飛び込んできました。新名神高速道路を経由し、京都を通過する頃には、疲労がピークに達していましたが、東京への思いがそれを支えてくれました。深夜、ついに東京に到着。長い旅路を振り返り、達成感と共に、250ccのバイクでもやり遂げられることを実感しました。この旅は、ただの移動ではなく、心に残る貴重な経験となりました。