森山良子さんは娘夫婦と二世帯住宅で暮らしています。ある日、娘とその夫・小木博明さんが口論している最中、小木さんは突然「もういいですか?」と割って入り、場の空気を和ませました。彼はこういう絶妙なタイミングで話を変えてしまうからみんなにとても愛されているのです。初めて彼が家に来たとき、良子さんは「この子、大丈夫かな?」と思ったものの、ソファでスマホをいじっている姿を見て、実は緊張しているんだろうと気づいた。そしてその後、彼が「いい香りの紅茶ですね」と言ったひと言で、意外といい子かも、と心が和みました。何かあればすぐ小木さんに相談する関係で、実娘以上に気を許せる存在になっています。彼の無邪気な正直さが、良子さんにとっては楽なようです。