帰宅途中、私の携帯に警察から電話がかかってきた。夫が火事で怪我をしたとのこと。夫は仕事の話し合いに出かけていたはずだが、どこで火事にあったのか。急いで病院に向かうと、夫は病室で眠っていた。火傷はあるものの、重傷には見えない。しかし、脊髄を骨折しており、後遺症が残る可能性があると医者は説明した。看護師にもう一人の怪我人がいると告げられ、隣のベッドのカーテンが開かれた。そこには驚愕の顔をしているママ友の斉藤さんがいた。どうやら夫の浮気相手は彼女だったらしい。夫はそれでも私に世話を頼もうとするが、私は「知らない」と突き放した。斉藤さんの旦那さんと協力して、私は離婚を進めることに。夫の浮気が幸いにも私に新たな一歩を踏み出させてくれたのだ。