珍しくコウトから旦那に電話があった。彼は普段、何事にも不満ばかり言っているオタクっぽい人で、韓国や韓国人を嫌っていた。だからこそ、彼の電話は驚きだった。旦那は何か重大な用事があるのかと警戒しつつ電話に出たが、やはりその内容は非常識だった。「卒業したら、娘さんの制服を貰えないか?」という彼の要望に、旦那は驚愕し激怒。すぐに義理の両親にも伝えると言い、コウトとは縁を切る決意を固めた。娘の安全を守るため、引っ越しも考えていた。翌日、旦那は実家に行き、そのことを義理の両親に伝えた。怒りの収まらない両親は、息子を見張りつつも、彼を家から追い出すことも考えている様子だった。私たち夫婦は娘のために、新しい生活を始める準備を進めていた。