かつて北海道日本ハムファイターズの本拠地だった札幌ドームは、長らく赤字経営を続けてきました。2023年度には約6億千万円の赤字を計上していました。しかし、2024年度になると一転して2千4百万円の黒字を記録しました。この変化の裏には何があったのでしょうか。売上高はほとんど増加していませんが、札幌市が費用を増額して負担することによって、営業利益は8千7百万円と見込まれています。実際、札幌市が負担する札幌ドーム保全費の額は曖昧で、2022年度の支出は約6億円でしたが、2024年度には9億8千万円に増加しています。つまり、札幌市の負担割合が増え、その結果黒字に見せかけられているのです。このように税金で赤字を穴埋めしている状況に、札幌市民が声を上げる必要があるのではないでしょうか。