M子は秋の深まるニューヨークで再び頭を抱えていた。姑・佳代からのアドバイスを無視したことが波紋を呼び、嫁姑問題が再燃したのだ。佳代は、自らの自伝本を通じて、M子に向けたメッセージを送っていたが、M子の心には届かなかった。佳代の自伝には、「料理を作ることは生きること」というメッセージが込められており、それがM子への愛情のつもりだった。しかし、M子はそれを自立への干渉と捉えてしまった。ニューヨークでの生活に慣れようと奮闘する日々の中で、彼女は自分のライフスタイルを重視したかったのだ。そんな中、周囲の目は鋭く、小室家の内部事情への関心は尽きない。M子は、佳代のアドバイスを無視し続けることで、何とか自分の位置を確保しようとしたが、この問題は思わぬ方向へと転がっていく兆しを見せていた。小室家の嫁姑問題は、まだまだ結論を見せないままである。