佳子さまの「ダンス!ダンス!」という題には、ただ華やかな印象だけでは語れない、強い意志が秘められている。皇族という立場ゆえの制約の中でも、踊ることを諦めなかった姿は、多くの人の心を打つ。大学時代、周囲への警備への影響を考え、念願だったダンスサークルへの入会を断念せざるを得なかった佳子さま。しかし、その情熱は消えなかった。大好きなダンスをどうしても続けたい――その一心で、一般のダンススクールへ極秘で入会されたのである。稽古場は国立の公民館。誰よりも早くスタジオに入り、静かに、しかし確かに汗を流し続けた。そして発表会の日。名前を伏せたまま舞台に立った佳子さまは、髪を編み込み、引き締まった装いで登場。センターで見せたのは、圧倒的なキレのあるダンスだった。