幼い愛子さまは、ある夏の日に驚くべき体験をされました。年長組になりたての頃、幼稚園のご友人が持参したコンビニのおにぎりに大変興味を持たれたのです。しかし、愛子さまはその具ではなく、ラッピング方法に着目されました。その興味を聞いた雅子さまは早速、様々なコンビニでおにぎりを購入され、ダイニングテーブルに並べました。愛子さまはお気に入りの味を手に取り、一つずつ丁寧にフィルムを剥がしていかれました。ノリを上手に巻くことができず少々苦戦する場面もありましたが、ついには自分でおにぎりを完成させ、満足な笑顔を見せました。その姿に触発され、雅子さまも外務省時代の忙しい日々に食べたコンビニのおにぎりを思い出され、当時のノリの巻き方の難しさをお話しされました。この経験を通じて、愛子さまは様々なおにぎりを開きながら、幼稚園児とは思えない食への探究心を示されたのです。