旅行や長距離ドライブが増えるにつれて、カーナビを使ったドライブは今や当たり前になっています。しかし、どんなに最新のカーナビを使っていても、道を間違えることは誰にでもありますよね。特に、高速道路での出口を見逃してしまった時は、焦りとともにどうすればいいのか分からなくなる人も多いのではないでしょうか。一般道であれば、少し行き過ぎてもUターンすれば簡単に元の道に戻れますが、これが高速道路の場合はどうでしょう?「今のインターで降りるはずだったのに!」と思った瞬間には、もう次の出口まで何キロも進んでいることがあります。
そこで今回は、高速道路で出口を間違えて行き過ぎてしまった場合の正しい対処法と、追加料金をかけずに戻る方法についてご紹介します。意外と知られていない便利な制度もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
高速道路での誤った行動は危険!
高速道路で出口を間違えてしまった際、たまに見かける光景が「バックで戻る」行為です。出口を通り過ぎてしまったドライバーが、無理やり逆走して戻ろうとするケースですが、これは非常に危険です。高速道路での逆走は、他の車両にとっても大きな危険をもたらす行為で、重大な事故を引き起こしかねません。
このような行為は絶対に避けましょう。
もし降りるべきインターチェンジを通り過ぎてしまった場合は、次のインターチェンジまで進むのが基本的な対処法です。「でも、それだと余分な距離を走ってしまうし、時間も料金も無駄になってしまう…」と不安になるかもしれません。特に、一度高速道路を降りてから戻るとなると、一区間分の料金が余計にかかってしまいますよね。ここで知っておくべきなのが、「特別転回」という制度です。
特別転回制度とは?
「特別転回」とは、出口を間違えて行き過ぎてしまった場合に、追加料金を支払わずに元のインターチェンジへ戻ることができる制度です。この制度を使えば、余分な距離や料金をかけずに目的地まで戻ることができます。知らない人も多いこの特別転回制度ですが、実は非常に簡単に利用することができます。
特別転回の手順
次のインターチェンジまで進む まず、出口を行き過ぎてしまったら、焦らず次のインターチェンジまで進みます。
途中でバックするなどの危険行為は絶対にせず、安全に進んでください。
ETCカードを抜いておく 次のインターチェンジに到着する前に、ETCカードを車載機から抜いておくことが重要です。これにより、ETCレーンではなく、有人の一般レーンに進むことができます。
有人ゲートで申告 次のインターチェンジで有人の一般ゲートに進み、係員に「出口を間違えてしまった」旨を伝えます。この時、正直に状況を説明することで、係員が特別転回手続きを行ってくれます。
元のインターチェンジに戻る 手続きが完了したら、元のインターチェンジまで戻ることが許可されます。この時、追加料金はかかりませんので、安心して元の出口に向かいましょう。
特別転回が使える条件
ただし、特別転回を利用するためにはいくつかの条件があります。以下の条件を満たしている場合にのみ、追加料金なしで元の出口に戻ることができます。
最初に降りようとしたインターチェンジを通り過ぎた直後であること 特別転回は、次のインターチェンジでしか手続きができません。長距離移動してからでは適用されないので、できるだけ早く次の出口で対応するようにしましょう。
ETCレーンではなく、有人の一般レーンを通ること ETCレーンでは特別転回の手続きは行えません。必ず有人ゲートに進んで、係員に事情を説明する必要があります。
事前に申告すること 自分から申告しないと、特別転回は適用されません。間違えた際は、すぐに次の出口で係員に説明しましょう。
一般道を使った方が良い場合も
特別転回は非常に便利な制度ですが、場合によっては一般道を利用する方が早いこともあります。例えば、次のインターチェンジがあまりにも遠い場合や、渋滞が発生している場合は、一般道を使って目的地に戻る方が効率的なこともあります。高速道路を降りてから、カーナビやスマートフォンで最適なルートを確認し、どちらの方法が早く目的地に到着できるかを検討しましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Z_uAiIIUti0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]