酔っ払いが絡む珍事件が宇都宮で発生。2021年12月24日の夜、タクシーの運転手が酔いつぶれた客を警察署に連れて行き相談したまでは良かったが、眠っていた男性が突然起きて運転席に移動、タクシーを発進させてしまったんだ。しかも彼は酩酊状態で、まともな運転ができず警察署の駐車場で約100メートル走り回った挙げ句、パトカー2台に衝突という暴れっぷり!警察は即座に彼を酒酔い運転の疑いで逮捕。それなのに「不起訴処分」となったのはなぜ?ここでポイントとなったのが「道路交通法」だ。酒酔い運転が適用されるのは法律で「道路」と定義された場所に限られる。でも警察署の駐車場がその「道路」に該当するかが争点。一般的に、不特定多数が通行できる場所は道路に含まれるけど、この駐車場は関係者以外の出入りが少なく、閉鎖性が高かった。結果、法律上「道路」扱いにならず、酒酔い運転の罪には問えないってわけだ。