三笠宮妃百合子さまが11月15日早朝、老衰のため薨去されました。享年101歳。百合子さまは大正、昭和、平成、令和と4つの時代を生き抜き、皇室における慈愛と知性の象徴でした。訃報を受け、天皇皇后両陛下と愛子さまは赤坂御用地を訪問。愛子さまは初めて青年皇族として公式の弔問に臨まれ、黒の喪服姿で悲しみの中にも凛とした佇まいを見せられました。その目には涙が浮かび、百合子さまへの深い敬意と別れの悲しみが感じられました。百合子さまは戦後の混乱期を含め、数々の困難に立ち向かい、三人の息子殿下を先に見送るなど、多くの試練を乗り越えられました。それでも皇族としての使命感を持ち続け、皇室を支えてこられたお姿は多くの人々の尊敬を集めています。葬儀に当たる「斂葬の儀」は11月26日に豊島岡墓地で行われ、喪主は孫である彬子女王殿下が務めます。百合子さまのご冥福を心よりお祈り申し上げます。