日本の色彩感覚が世界を驚かせることとなった。米国の大学と日本の研究者の共同調査によれば、日本人は独自の色に対する理解を持っていることが判明した。この調査では、日本語を話す五十七人に色カードを見せ、結果、日本には国際的な十色のカテゴリーに加えて、水色や紅など四つの色を含む計十九の色カテゴリーが存在することが明らかになった。特に水色は、参加者の九十八パーセントが使用しており、英語にはこの色を団体で表す言葉がないため、日本では十二番目の基本色になる可能性があると米国研究者を驚かせた。緑色にも注目が集まった。日本では、緑色の物を青と呼ぶ習慣があり、この感性は古くから受け継がれてきた可能性がある。例えば、「青い海」「青い山」という表現だが、これは日本人独特の色の percepion に基づいていると言える。日本の色彩への理解は、外国人にとっては新しさと驚きをもたらすものだった。