阪神は広島とのオープン戦で完封負けを喫したものの、投手陣では西純矢や井原の無失点投球が光り、長いシーズンを見据えた戦力の厚みを感じさせた。一方で工藤は制球難を露呈し、継投プランにも影響を与えるなど課題が浮上。早川は中継ぎ起用で存在感を示し、起用法の幅を広げた。打線は5安打無得点と沈黙したが、前川や1年目野手の好調は明るい材料。WBC組の不在を埋める形で若手が結果を残しており、主力合流後の競争も見どころになってきた。中野も安打を重ね、代表帰りの選手たちへの期待とチーム内の刺激を感じさせる内容だった。チーム全体ではオープン戦10試合で6勝3敗1分け、防御率1.33と投手力は依然際立つ。ただし、熊谷の打撃不振や畠の実戦登板不足など、不安材料も無視できない。開幕まで残りわずかの中、誰が一軍の座をつかむのか、首脳陣の選手起用とコンディション管理に注目が集まっている。