ついに始まった、日本将棋チャンピオン決勝戦。田辺竜王と金倉明神、三年半の長き戦いを経てついにこの舞台に立った二人。実況席の山田さんも、15年の将棋人生で最も心躍る瞬間だと興奮気味に語る。その注目の一手目、田辺が無難に核の前の歩を進めると、会場の空気がピリっと緊張する。金倉名人はその先見の明で知られ、何でも「先手が読める」と噂されている。実際、幼少期から自分が将棋で日本チャンピオンになる未来をイメージして大泣きしたという伝説も。だが、この先を読める能力が逆に災いしたのか、金倉名人はなんと試合開始わずか一手目で降参を宣言。「強すぎる、勝てない」と呟き、あっけなく勝負は終わりを迎えた。観客は驚きのあまり言葉を失う。金倉名人は、自分の限界を感じたのだと語り、「次こそは」と再戦を誓う。この一局、まさかの結末に将棋ファンも呆然。次の戦いに期待が膨らむ。