なぜメディアは高市早苗をこれほどまでに批判するのでしょうか。それは、日本の大手メディアが戦後一貫してリベラル的な価値観を守ってきたことに起因します。平和主義や反原発を大前提とする立場から見れば、高市氏の政策は対立するものが多い。例えば憲法9条の改正、防衛力の強化、原発再稼働といったテーマは、リベラル層から到底容認できないとされています。また、高市氏の靖国神社参拝への支持もメディアの批判対象となっています。彼女が一貫してこの立場を崩さず、多くの支持を集める一方で、中国や韓国の反発を引き合いに出した報道が繰り返されています。さらに、高市氏は安倍晋三元総理に近いことから「強硬派」「野心家」といったレッテルを貼られ、メディアの印象操作の対象となっているのです。このように、メディアの高市批判は彼女個人だけに向けられたものではなく、リベラル的価値観と対立する保守的思想への攻撃とも言えるでしょう。