私は明美、44歳。夫の妹の結婚式に、義母から頼まれてご祝儀30万円を包み、朝から会場準備や荷物運び、着付けの手伝いまで任されました。 ところが披露宴直前、案内されたはずの席が消えていたのです。新婦側の親族は冷たく笑い、「席はないから、裏で弁当でも食べて」と言い放ちました。善意を踏みにじるような一言に、私はただ立ち尽くすしかありませんでした。 その瞬間、中2の息子・陸が私の手を取り、まっすぐ高砂へ歩み出ました。会場の視線が集まる中、陸はご祝儀袋を掲げて静かに告げます。「母さんを客として扱えない式なら、この30万円は返してください。新郎家にも、母への扱いを説明します」 場内は凍りつきました。新郎の父親は顔色を失い、義母も激怒。さらに夫が立ち上がり、「お前たちは最低だ」と一喝。私たちはその場を後にし、結婚式は一転して修羅場と化したのです。