インターネット黎明期に誕生し、日本のネット文化を語る上で欠かせない存在となった掲示板では、単なる雑談や交流だけでなく、社会貢献や未解決事件への推理活動といったユニークな取り組みも行われてきた。アフガニスタンに学校を建設した「学校建設祭り」や、ハロウィン後の渋谷で行われた「ゴミ拾いプロジェクト」など、匿名の力で社会にポジティブな影響をもたらした実例がある一方、未解決事件への考察も注目を集めた。数十年前の村で起きた少女の不可解な死を巡り、掲示板上での推理や議論が進んだが、最終的な真相にはたどり着けなかった。また、掲示板自体がトラブルの舞台となることもあり、ネット上での情報発信や活動の裏には、一歩間違えれば危険を孕む現実も浮かび上がる。これらの事例からは、匿名性の持つ両面性と、それがもたらす影響の大きさが見えてくる。