疲労を放置することは、さまざまな深刻な健康問題を引き起こしかねません。まず、うつ病です。過度なストレスが積み重なると、精神と身体の疲労が増加し、自律神経が乱れやすくなります。この状態が続くと、うつ病を発症するリスクが高まります。次に、慢性疲労症候群があります。検査で異常が見つからなくても、日常生活を送るのが困難なほどの疲労が長期間続くことがあります。重度の患者の中には、寝たきりになる場合もあります。さらに、バセドウ病は甲状腺ホルモンが過剰に作られる状態を引き起こします。女性に多いこの病気は、疲労以外にも動悸、体重減少、手の震え、発汗などの症状が見られます。そして、糖尿病です。これは生活習慣病の一つであり、エネルギー不足や高血糖の影響で疲労感を引き起こすことがあります。以上の病気を防ぐためにも、早期の段階で疲れを無視せず、適切な対応を心掛ける必要があります。